決戦の朝の空は厚い雲で覆われ、 嵐を思わせる強い風と、冷たい雨が ガラス窓をたたいていました。 が…キックオフの19時20分には、 その強い風も雨も静まり、 ピッチに立つ選手たちの息が白く印象的でした。 UAEラウンドでは、 アウェイの洗礼を受けた選手たち 悪条件の中、首位で折り返し、 後はホームゲームを残すのみ… なんとなく楽勝ムードが流れる中、 バーレーンを相手にまさかの敗退…。 次のレバノン戦でも勝ち点はもぎとったものの 不安の残る内容であったことは 誰もが感じたことだと思います。 心のどこかに暗雲を残しながら、 迎えた最終戦… その暗雲がすっかり消え去ってしまうのに 時間はいりませんでした。 今日の彼らは今までと違う! 彼らは何かをやってくれる! 試合開始直後から、そんな核心が 心の中に新たに生まれていました。 早い判断から出されるパス 正確なトラップ 不安を感じさせないディフェンス 「前へ」の強い意識 個性を生かした戦術 失敗を含めた今までの経験が 彼らにとって無駄なことではなかったこと その力強い姿を見ていて、 強く強く感じました。 アテネへの切符を自らの力で手にした U−23代表のすばらしいプレーに 代々木競技場を埋め尽くしたサポーターたちと 酔いしれて、すばらしいひとときを 過ごすことができたことに… 感謝したいと思います。 そして… 本番では 日本で12番目の選手として しっかりサポートしていくことを 約束します。
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